仕事柄もあって普段から“言葉”には興味を持ち、なるべく気を配るよう心がけてはいるが、昨年、友人ふたりを交えて飲んでいる時、そのうちのひとりが「オレ、“ガンバッテ”って言われるのは嫌いなんだよね」と言った。
僕も「ガンバル(頑張る)」は“我を張る”から来ているということを知ってから、なるべく使わないようにしているので、彼が言いたいことがどういうことなのかすぐにわかった。
その彼は“ガンバッテ”の代わりに、「ファイト!」と言うようにしているそうだ。
僕もこのブログでも1、2回慣用句として「頑張って」と使ったことがあるが、代わりの言葉でしっくりとくるものを探すと結構、難しい。
また、「ガンバッテ」と言う時の人の思いは、相手への温かいエールである場合がほとんどだと僕は思っているので、人に対して安易に「ガンバッテという言葉は良くないよ」とは言わないようにしている。
ということで、僕は、今のところ「ガンバッテ」の代わりに、
子供たちが出かける時には
「楽しんできてね」
と声をかけて、握手するようにしている。
さらにぴったりのいい言葉があったら、いつかどこかで出会いたいと願っている。
2 件のコメント:
「がんばって」と言われると「アンタ全然がんばってないじゃないの」って言われてるみたいだと、鬱気味の姉に言われてから、わたしも気をつけてきました。でもただ単に励ましたい時、いつもこう言って来たので、つい言ってしまうこともありますねえ。
フランスでは試合や商談の前だと「幸運を!」と言うし、お父さんが出掛ける時には「よい1日を」子どもたちには「楽しんでいらっしゃいね」って言いますよ。日本のお父さんで、小さい子と握手するなんて、珍しいですね。フランスでは握手は男の人だけで、小さい男の子と女の子はほっぺたにキスですよ。そして、妻は抱きしめられなくてはならないのだ。
「ガンバッテ」がイヤだと言っていた友人もnozomiさんがおっしゃる通り、「そんなこと言われなくてもオレ、やってるからって思うんだよね~」と”ひねくれた”素振りをみせながら酔って言ってました。
「ガンバッテ」にそうした反応をする人は”少数派”だと思いますが、使い方、気にすると結構、難しいですね。
僕としては、それよりも、「出かけるときに妻は抱きしめられなくてはならなのだ」
の方が何十倍も難しいです・・・・。
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