今夜は満月。
以前、紹介した「彼氏ができる法則」が好評だ。若い女の子たちにそうならうれしいのだが、喜んでくれているのは「お父様たち」である。
「彼氏ができる法則」とは、相談にくる高校生の女の子たちに茨城・水戸の赤荻先生がしているアドバイスで、
「あなたはお父さんと会話をしてないだろう?一番身近な男性とまともに話もできないのに、彼氏なんてできるわけがないんだよ。ひと言からでいいからお父さんと話をしてごらん。ちゃんと彼氏があなたの前に現れるから」
というもの。
一番身近な男性で、しかも一番近い先祖でもある父親と会話をしないということは、どこかで男性に対する執着・欲が「しこり」になる。だから男性との縁が起動しなくなり、そのため彼氏ができない。でも、父親と話し始めることで男性の気への「受け入れ」が起こり、カッチカチになっていた自分の中の「しこり」が魔法のように溶け、あれっという感じで彼氏ができる・・・ということではないかと僕は考えている。
実際、赤荻先生のところに相談に訪れ、実践して彼氏がすぐにできなかった女の子はいないそうだから、そういうことなのだろう。
親子のことをまわりに聞いてみると、息子は母親を受け入れるけど、娘が父親を受け入れないというケースが圧倒的に多いようだ。
この傾向を示すように、この「彼氏ができる法則」が、お年頃の娘さんを持つ「オジさま」たちに予想以上の喜ばれ方をする。
もちろん、娘さんに彼氏がいないから、「『できる法則』を聞けて良かった。帰って早く娘に教えてあげなきゃ」という「喜び」ではない。
娘さんに「かまってもらいたい」「かまいたい」ためのきっかけを見つけた「切ない喜び」である。
それぞれどのような反応をするかというと、
娘さんと会話が少ない(ない!?)オジさまの場合・・・・「これはいい話を聞いた。嫁(母親)から娘に伝えてもらおう」と言いながら、「明日から、お父さん・・・って感じで娘が話しかけてくるのかな」と頭の中で想像しているのかニヤニヤしながら酒をグビグビ飲んでいる。
娘さんとけっこう話をしているオジさまの場合・・・・「いやあ、この間の話、娘に教えてやったよ~、おい、おまえにはちゃんと彼氏ができるから安心しろ!それはお父さんのおかげだなんだぞ!それに、今以上に話をすると、もっと良い男が見つかるらしいんだよな~」と満面の笑顔で勝手につくった「新たな法則」も薦めていたりする(もしかしたらそんなこともありえるかもしれないけどね・・・)。
結論は、世のほとんどのお父さんが娘がかわいくてかわいくて仕方がないということである。
親父という生き物は器用じゃないし、照れくさいから話すタイミングをうまくつくれないし、表現も下手だ。だから、なんでもいいから娘と話すちょっとしたきっかけが欲しいのだ。
仕事で心身ともに疲れたお父さんたちに、娘さんとの会話というひとときの至福の喜びを味わっていただくために、僕はオジさま相手に日夜、「彼氏ができる法則」の普及にいそしむ。
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