2008年3月12日水曜日

「911事件」の真相究明に取り組む人々

 世界情勢には興味があり、片っ端からその手の本を読んだ時期があったが、ここ1年ほどは少し距離ができていた。
 その頃は、関心のある講演会やセミナーにも暇をみて参加してきたが、一度話を聞いてみたいなと思うもののなかなか叶わなかったのが「リチャード・コシミズ氏の講演会」だった。
 リチャード・コシミズ氏はネット・ジャーナリストとして、2001年9月11日にアメリカ同時多発テロ事件発生後にこの事件は米国内の一部勢力による自作自演であると断定した人物である。
 その「リチャード・コシミズ氏の講演会」の全容の映像が、インターネットで観ることができると知人から教わり、昨夜、観てみた。
 3時間24分という長時間であるが、想像以上に刺激的な内容だった。

 この中には、ミズーリ州のラジオ局『パワー・アワー』のパーソナリティー、デイヴ・ヴォンクライスト氏が、2002年の2月にインターネットで「ボーイングを捜せ、あなたの視力を試せ」というフランス人のホームページを見て、愛国心から大いなる怒りを感じ、そのサイトの主張への「反論」のために各種資料をあたったのだが、導き出された結論はまったく逆の「911」が何者かの陰謀であることは間違いない、という確信だった。
 講演会では、その調査資料をまとめてDVDビデオにもなった「ボーイングを捜せ」の映像も紹介しながら「911事件」が何者かによる「自作自演」であることを解き明かそうと試みている。

 冒頭に登場する米経済紙「フォーブス」の元アジア太平洋支局長・ベンジャミン・フルフォード氏は「911事件」以外の、ニュースとしては流されていない日本内外の「闇の情報」も紹介しているが、これもまた非常に興味深いものだった。
 ここで、フルフォード氏が、「新聞、テレビをはじめ身に危険がおよぶ真実になると報道していない(できない)」「真相を認めたがらない人が数多くいる」とコメントしているが、この点は僕は仕方がないことだと思う。誰もが不安定な土台の上に自分のうちを建てたくない様に、今、自分が生活している基盤が不安定なものであるとは認めたくないのは人として自然な心情であると思うからだ。

 しかし、真実とはまったく異なり、明らかに悪意を持って、あるいは自らを利するために人を傷つけ、苦しめようとすることは許されることではないし、そうであれば「認めたくない」ですまされることでもない。
 真相の究明に取り組む人々のありのままの姿をまずは見てから結論を出しても遅くないと思うし、そうすることがフェアであると僕は思う。

 もしご興味がありましたら、以下のアドレスで観ることができます。
2007年9月15日 「リチャード・コシミズ東京講演会 ~アジアの平和に必要なのはなにか?~ 」 3時間24分
http://video.google.com/videoplay?docid=-3859363222910740882

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