2007年12月11日火曜日

「水は答えを知っている」


 「水は答えを知っている」(江本勝、サンマーク出版)は、僕にとって「生きがいの創造」(飯田史彦)と同様に、精神世界を意識して見つめるようになった原点ともいえる1冊だ。

 4年ほど前に、奈良県の天河弁財天神社で写経をする人たちが集う機会があり、そこでこの本のことを知って、帰ってからすぐに手に入れて読み、出会えたことを心からうれしく思ったことをいまもありありと覚えている。

 いい!と思うと周りの人にすぐに伝えたくなるし、また自分で実践したくなるタチなので、(以前、ここでも紹介し、現在はかなりの”進化版”!になっているが)透明な水差しを買いに出かけ、油性ペンで大きな文字で「ありがとう」「愛」「感謝」と書いた。
 遊びに来る人はそろって「おっと、新しい宗教に目覚めたか」といった顔をするが、これがねらいで、そこからこの本の話題が始まるというわけだ。ふふふ・・・

 本の内容は、前回少しふれたが、水にさまざまな言葉や音楽を聞かせてその水を冷凍して結晶化させる。すると、その言葉、音楽によって水の結晶がまったく異なる表情を示す。

 ガラスのビンに水を入れ、文字を書いた紙をビンに貼った結晶をたくさん撮影して紹介しているが、「ありがとう」「愛・感謝」の結晶の美しさには目を奪われる。
 それは、英語でもフランス語でも中国語でも共通して美しいこともおもしろい!
 その一方で「ばかやろう」「You fool」「ムカツク・殺す」のように人を傷つける言葉はどれも結晶さえできずにぐちゃぐちゃのままである。
 「しようね」はかわいらしい結晶ができるのに、「しなさい」と命令形になると結晶にならないというのも興味深い結果だ。

 水道から出る塩素が入った水道水はきれいな結晶を結べないが、「ありがとう」と書いたり、声をかけているときれいな結晶を描き始めることもこの本で知った。
 逆に六甲の水のような結晶のきれいなミネラル水でも「ばかやろう」と言っていると結晶が損なわれていくのだからやっぱり不思議だ。

 身体の70%が水である人はやはり水そのものの存在だ。
 良き言葉を投げかけるよう心しなくちゃ! 

0 件のコメント: