2008年8月22日金曜日

大敬先生の「般若心経」講義④この世の仕組み

 【概説の章】

 五蘊皆空(ごうんかいくう)

 五蘊とは「色」「受」「想」「行」「識」のこと。

 命は「永遠の光」です。
 昔からずっとそうでした。
 でも、それだけではおもしろくないので神様は“心さん”をつくりました。

 光が“心さん”に降り注ぎ、当たって通り抜けると、そこには世界ができます。

 この世界のことを「色」と言います。
 その「色」を見て、「受」けとり、「想」い、心に描きこむことを「行」と言います。
 “心さん”がドラマつくることが「識」。
 この「色」→「識」までを「刹那」と言います。
 一巡、一巡でこの世はプツッ、プツッと切れているのです。

 「心に書き込むと、そこに命の本質である光が当たり、「世界(人生のドラマ)」が現れる」

 この仕組みを先人は発見した。これが「五蘊」です。

 「悪循環」はよく知っている方が多いと思うので、「善循環」の例をあげますと、
 この人イヤだなと思う人のことを、ひとつでも良い点を探すように心がけて「ちょっといい人」にすると、それが心に書き込まれ、ドラマ(目の前の世界)でも「ちょっといい人」になる。
 また、良いところを探して、「結構、いい人」と書き込むと「結構、いい人」としてドラマに現れる。
 この世はそういう仕組みになっているのですよ、と教えてくれているわけです。

 “心さん”は、ドラマが大好きです。書いたことをすぐにドラマにします。
 「想」まではカット(除去)可能ですが、一度“心さん”に書いたものはカットできません。

 「観自在菩薩」という神様はこのことを発見して、この世の問題を解決された方です。
 観自在菩薩とは、観ることが自在であり、どんなことでも観ることができるということ。
 観ることで世界を作り直せる、世界を自由につくれる方です。

 ①観方を味方にする
 
 ②「心」が先で「形」は後

 心に映ったことは世界として現れます。
 問題だなと思うことは、心に映る前に消すということです。

 ある方が、結核にかかり、その直後、「心を変える」この仕組みに気づき、最初は無理しながらでも笑うことを練習すると結核がすっかり治ったという話もあります。

 人は一人ひとりが、本質は光です。
 「永遠の光」が自分なのです。
 「永遠の光」のイメージを心に映せるようになると、長生きできるし、豊かに生きられるようになります。

 根本は「我は光なり」です。

 禅宗はこの光を目指す宗派でもあります。

 この“心さん”の仕組み、「我は光なり」を自分のものにしていくと気をつけなくてはいけないことが出てきます。

 「スムージング現象」が起こるのです。
 良いことも悪いこともパッ、パッ、パッとすぐに結果として現れるようになります。

 生活の中で、お薦めするのは、「日拝」です。「日拝」がいい。
 日の出を礼拝する。朝日を心に刻み込む。
 最低100回やると変わってきます。
 般若心経もいらないほどです。

http://kutsulog.net/cat0614-1.php
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