2008年8月31日日曜日
大敬先生の「般若心経」講義⑦弥勒の教え
次に、弥勒(みろく)菩薩です。
般若心経の「是故空中、無色無受・・・、無眼界乃至無意識界」の部分がそれで、ここを読むと弥勒様が現れて、「そうだ、その通りだよ」と拍手して励ましてくださると、空海さんは説いています。
弥勒さんは心と世界の関わりの様相を詳しく分析研究した「唯識学」をつくった方です。
本当にあるのは「思いの響き」だけということをおっしゃいました。ですから、音に耳をすませています。
「種子(しゅうじ)」
「薫習(くんじゅう)」
という言葉があります。
「種子」はいつも震えています。
プラニド形といって振動で変化する紋様があります。
江本勝さんの言葉によって変化する水の結晶もこのためです。
種子の響きが姿を変えていきます。
人には「本音」というものがあります。
「私は幸せ、私は幸せ」と念じている人がなぜ不幸になるのか?
これは、そう言うたびに私は不幸、私は不幸と思っているからです。
今の不幸を意識しているから不幸になります。
そうした意味で「本音」に気をつけましょう。
「薫習」は、横にいるだけで自分にも薫りが移るということ。
共鳴現象もそうですが、これを使うと効果を見込めます。
たとえば、成功者の本を読んだり、講演を聞いたりすることもそうです。
「薫習の法」ともいいます。
私は東京好きです。東京には繁栄の気があります。
繁栄の気にふれるために訪れたりしています。
「随喜法」も良いですね。
成功した人がいたら「ふん、何さ」と言うと成功を否定したことになるので、その人は成功しません。
人の成功を喜んであげることが、その波動を受け、自分の成功になるのです。
金光教の教祖さんは、「悪口を言う人がいたら、逃げろ」と言っていたそうです。
悪口の波動は強烈なのですね。
普賢さんは白像に乗り、文殊さんはライオンという乗物に乗っていましたが、弥勒さんは乗物に乗っておられません。これは、弥勒さんにはもう乗物は必要ない。ただ、天命とひとつになっていれば、おのずと想い通りになってゆくのだからと知る段階に達しておられるからです。
http://kutsulog.net/cat0614-1.php
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