2008年8月24日日曜日

大敬先生の「般若心経」講義⑤普賢菩薩の心の法


 【菩薩の章】です。

 空海さんは、般若心経を唱えると、文章につられて「菩薩(ぼさつ)」が次々と現れる、そして、あなたの想いの実現のために協力してくださるようになると説いています。

 菩薩の出現の順番は①普賢(ふげん)菩薩、②文殊(もんじゅ)菩薩、③弥勒(みろく)菩薩、④観音菩薩です。


 「色即是空 空即是色」

 普賢菩薩は、白い象に乗っています。目標を立てて、それを願いとして、行(実践)をする時に、その人を守り、指導してくれるのが普賢菩薩です。

 般若心経の「色不異空(しきふいくう)~亦復如是(やくぶにょぜ)」というところを読むと、普賢菩薩が現れると空海さんはおっしゃっています。

 「色即是空(しくそくぜくう)」とは、映像はなくすべてスクリーンは真っ白ということ。
 「空即是色(くうそくぜしき)」は、真っ白なスクリーンなのでどんなことでも描ける。どんな映像も自由なんですよ、ということです。

 “心さん”に「イライラ」「不幸」「ぷんぷん」と書いている上に「幸せ」と書いても、「幸せ」は実現しません。

 「幸せ」と書く前に、その前に書き込まれている悪い文字を消さなくてはいけないですね。

 しかし、どうやって消すのか。消せないからみんな困るのです。

 普賢さんはその消す方法を、「行ですよ」と言っています。

 消す方法のひとつは、般若心経唱えることです。
 肉体にエネルギー持っていくと心にエネルギーが行かなくなります。ですから、読むとすっきりします。

 もうひとつ「足運び法」があります。このことも昔の人はよく知っていました。
 目標が決まったら神社でもお寺でも教会でも自分の足で歩いて行ってみる。
 「御百度参り」がありますが、目標のため100回お参りしてみてください。続けてやらなくてもいいのです。足を運び、100拝してみる。すると、心がすっきりする。目標がはっきりするのです。

 この他に、「善行回向法」もいいですね。
 これは、良いことをすることで心を広くする方法です。
 「エネルギー増える」ことが功徳が積まれることです。
 「徳」とは、人生において使用可能な心のエネルギーのことなのです。
 禅では「功徳」を大事にしています。
 エネルギーないというのは功徳がないということです。
 人が誰もついてこないのは功徳がないためです。

 スポーツすることもいいです。「スポーツ法」ですね。
 スポーツをして、その後、天に向かって「幸せになるぞー!」と叫ぶ。
 すっきりした心で実現を願うので、叶います。

 以上のようなことが、普賢菩薩の方法としてあります。

http://kutsulog.net/cat0614-1.php
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