2008年7月29日火曜日

秩父観音巡礼に想う 「知足のつくばい」



 ご存知の人もいらっしゃると思うが、京都の竜安寺には「知足のつくばい」がある。

 「つくばい」とは用を足した後に手を洗う場所のこと。石の中央には四角く穴が彫られていて水がたまるようになっている。

 四角の中央の穴を「口」という文字にたとえ、上下左右の文字と組み合わせて右回りに読むと、「吾唯足知」。

 「吾(われ)、唯足(ただた)ることを知る」となる。

 これは禅の格言である
 「知足の者は貧しといえども富めり、不知足のものは富めりといえども貧し」を示したもの。

 急な石段を登り、ようやくたどりいついた31番札所の観音院の境内で、お詣りの前に手を洗おうと視線を下げたところに、この「知足のつくばい」はあった。


 本家の京都・竜安寺の「知足のつくばい」を寄贈したのは水戸黄門で有名な水戸光圀(みつくに)である。

 「自分におごり、高ぶりが見えたら、いついかなる時もいさめてくれ」と家臣にいつも言っていた自らを厳しく律することのできる名君でもあった。
http://kutsulog.net/cat0614-1.php
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1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

Damu pa kmu to?.. Nano ni klase blog man?