2008年5月22日木曜日
「欲しいもの」がなくても人はとても幸せですが、「必要なもの」がないと人は幸せではありません
スマナサーラさんの「『「やさしい』って、どういうこと?」の中でもうひとつ心に残る話があった。
それは、
「『欲しいもの』がなくても人はとても幸せですが、『必要なもの』がないと人は幸せではありません」
という言葉である。
先日、新宿公園でホームレスの行列と出会ったことを書いたが、スマナサーラさんはその時に僕の胸の中で広がった感情を端的に表してくれたと思った。
「健康は必要なのに、病気になったりする。食べ物は必要なのに、十分な食べ物がない人もいる。智慧は必要なのに、智慧がなくていろいろなトラブルを起こす人もいるのです。
このような世界には、必要なものがなくて苦しんでいる人が、たくさんいるのです。
そこで自分に必要なものが揃(そろ)っているならば、なんとかしてあげるのです。のどが渇いている人に飲み水を一杯あげる。身体が痛くて歩くのも大変な人には、肩を貸してあげる」
「必要」と「欲しい」をきちんと区別していくよう心がけていこうと改めて強く思う。
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