2008年4月11日金曜日

米国大使館の「おびえ」

 米国大使館に仕事で久しぶりに行ったが、セキュリティーがものすごく厳しくなっていることに驚いた。
 事前に登録しているにもかかわらず、携帯電話をはじめカメラなどの電子機器類は一切中には持ち込めず、ボディチャックの上、すべてが預かりとされた。

 先月はカナダ大使館にも行ったが、こんなにガチガチには厳しくなかったし、これほど徹底的にやっているのは米国大使館だけだと思う。
 これもテロ対策なのだろうが、玄関前の警視庁の警察官は誰彼構わず近づく者には「何ですか」「どうしたんですか」と声をかけているし、中のガードマンも全員、顔がこわばっている。
 あまりに過剰すぎて、大使館全体が「おびえている」ようにさえ感じられた。正義を自認する国の施設のあるべき姿とは遠くかけ離れていた。
 建物を後にしながら、「外からもう一度自分の行いを見つめ直す時期にきているのかもしれないのではありませんか」と胸のうちで思った。

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