2008年6月11日水曜日

エドガー・ケイシーの健康アドバイス「オリーブオイル」

 古神道の健康術をいくつかご紹介してきたが、今回はエドガー・ケイシーの健康術を紹介する。

 エドガー・ケイシーは、人類史上もっとも霊能力に富んだ人物のひとりである。スピリチュアルの世界に関わる人で彼の影響を受けていない人はいないといわれるほどの大きな存在である。

 ケイシーは1877年にアメリカ・ケンタッキー州に生まれる。農家の長男として生まれたケイシーは小さい頃から不思議な能力があり、周囲にいる大人には見えない“子供”と遊び、周囲には見えない”誰か”を紹介しようとするエピソードなどが数多く残されている。
 父親の事業の失敗で16歳から仕事を始めなくてはならず、さまざまな職業を転々としたのち、23歳の時には過労が原因で失声症になる。治る見込みがないため、声を使わなくてもいい写真技師になった。
 声を失って1年が経とうとしている頃、同じ町に住むアル・レインという人物がケイシーに催眠療法を試す提案をしてくる。15歳の時にケイシーが示した不思議な能力を催眠術で引き出せないかと考えたのだ。
 1901年、催眠状態に入ったケイシーに、レインが「声の出なくなった原因を述べなさい」と暗示を与えると、ケイシーは驚くべきことに、正確な医学用語を使って喉の状態を診断した。
 さらに「その治療法を述べなさい」と暗示を与えると、ケイシーは何の苦もなく治療法をスラスラと述べた。ケイシーは自分のまったく知らない医学用語を縦横無尽に駆使して診断したことに驚き、さらにその治療法によって声を回復できたことに本人も周囲も大きな衝撃を受けた。
 後にこの催眠状態であの世の知恵に結びつく方法を「リーディング」と呼ぶようになる。
 ケイシーのこの不思議な能力は次第に有名になり、多くの難病患者がケイシーの催眠診断を求めるようになって、そのアドバイスを受けて健康を回復する人が後を絶たなかったそうだ。
 健康以外にも物理や化学、電気工学、考古学、神学、心理学、政治経済など、さまざまな分野の質問がケイシーに寄せられ、それに対してことごとく有用な回答を与えた。そして67歳で亡くなるまでに1万4000件以上のリーディングを行った。

 「ケイシー療法」ではさまざまな具体的な病気に対してその治療法が明示されている。
 この中から健康維持・増進の点で「オリーブオイル」を飲む記述がよく出てくるのでこれについてご紹介する。
 方法は簡単。寝る前にオリーブオイル(食用のバージン)を大さじ一杯~3杯飲むだけ。そのまま飲んでも、お湯で流し込んでもよい。
 オリーブオイルには粘膜を活性化させる作用がある。人の唇から肛門までは、その粘膜でできており、この経路につまっている老廃物を排泄してしまう働きがあるそうだ。
 昔から地中海沿岸の子供達は、おなかが痛くなったり頭が痛くなると、お母さんやおばあちゃんからコップ半分のオリーブオイルを飲ませてもらって治していたそうだ。そして、この方法は現代にも続いている。
 消化器から排泄の悪い腸の老廃物がつまって、その反射で頭痛や関節痛、皮膚病で困っている人には寝る前のこのオリーブオイルは特に効果的であるそうだ。
 国産品と輸入品いずれでもかまわないようで、僕は大さじ1杯しか飲まないが確かに効果があるのが実感できる。身体の中の毒素やアクを外に出すデトックス効果を助長させているのであろう。誰にでも効くかどうかは確約できないが、便秘症の方などで化学薬を好まない人は試してみる価値があると思う。

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