2008年6月19日木曜日

聖書は「この世の仕組み」を教えてくれる

 久しぶりに聖書について。
 前回同様、聖書の中に記された文章から、この「ことのは(言葉)ブログ」なりに考えさせられる言葉を(とってもたくさんあるので、機会を見て少しずつ)ご紹介する。


 「あなたは、自分の言葉によって正しいとされ、また自分の言葉によって罪とされる」(マタイ 12:37 )

 
このブログの主旨を簡潔に表現した文章である。
 人の人生は自分が口にする言葉でかなりの部分が決められていく。
 何気なく使っている言葉によって、「良いこと」も「悪いこと」も起こっている。
 言葉によって「自分の人生が作り出されている」ということに気づくと、人生というものがとってもわかりやすくなり、未来が楽しく、明るくなる。
 そういう意味で「自己責任」なのだと思う。


 イエスは彼らに言われた、
 「もしあなたがたが盲人であったなら、罪はなかったであろう。
 しかし、今あなたがたが『見える』と言い張るところに、
 あなたがたの罪がある」 (ヨハネ福  9:41)
 

 これも「思考」によって自分の人生が規定されていくということを教えてくれている。
 悲観的に思い、考える人にはその通りの「悲観すべき現実」が”しばらくすると”目の前に現れる。
 逆に楽観的に前向き思い、考える人には、その通りの現実が”しばらくすると”現れる。
 難しいポイントは”しばらくすると”にある。
 人はイヤなことがあると、その原因を身近に探るが、たいていはここ数日の自分の素行を振り返る。
 しかし、思考や言葉が引き寄せて現実化するまでの時間はまちまちで一週間の時もあれば、1ヶ月の時もあるし、3ヶ月の時も、1年や2年、それ以上過去の時もある。
 でも、悩む必要はなく、対処法は簡単。
 普段から明るく、楽しく、前向きな思考と言葉を使っていればいいのである。
 すると最初の「良いこと」がたどりつくと、ずっと「良いこと」ばかり続くことになる。

 もうひとつはテレビなど情報をどう調整するかが、いかに大切であるかをこの聖書の言葉は伝えていると思う。
 最近、悲惨な事件や事故が多いが、人はそうしたものをあえて見たがり、知りたがる。これからますますこうしたニュースは増えるだろう。
 こうした情報は自分の心にジワジワと影響を与え、本当は自分には関係ないのに、意識を向けることで、自分自身に悲惨な物事をゆっくり、ゆっくりと引き寄せが始まることになる。
 情報が入ってくる機会を調整して、なるべくそうしたネガティブな情報にふれないようにすることをお薦めする。


「死も生も、舌の力に支配される」(旧約聖書 箴言(しんげん)18:21)

 これは最初の新約聖書の言葉と同じく、人の人生は言葉の力で多くを決められているということを伝えてくれている。
 同じことを言うにしても、口にする言葉で自分が「幸せ」になるか「不幸せ」になるか決まると言われれば「よく考えるようにしよう」と思うはずだ。
 この「仕組み」を知っている人は、自分が発する言葉にはものすごく慎重に気を使うようになる。
 明るく、楽しく、すがすがしい言葉を使うようになると、間もなくすると目の前の出来事や人間関係、新たな出会いなどが変わってくる。
 はっきりとわかるように”現れ”が変化するのでぜひ楽しみながらやってもらいたいと思う。

http://kutsulog.net/cat0614-1.php
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