2008年6月22日日曜日

「中川昌蔵の世界」① 守護霊を通してのみ神仏とコミュニケーションはとれる

 臨死体験を経て霊界とつながる能力に目覚めたことが契機になって2部上場までさせた自社の「中川無線電機」から身を引き、その後の人生を講演活動を中心に「人はなんのために生きるのか」「人の幸せとは何か」「霊界とはいかなるところなのか」を伝え続けることに捧げて2002年に没した中川昌蔵氏に以前から興味を持っていた。

 インタビュアーを小林正観さんが務めた「守護霊との対話 ―中川昌蔵の世界―」という著書があることを知り、通販で注文(書店売りはしていない)し、読んでみたところ、大きな新たな発見がいくつもあった。

 その中でも、特に興味深かった点をいくつか紹介する。

 まずは、タイトルにもある「守護霊」について。
 人間は神社やお寺に足を運び、神仏にお願い事をするが、実際には神仏とは直接のコミュニケーションはとれないのだそうだ。

 では、誰が神仏とコミュニケーションとれるのか?

 それは「守護霊」を通してのみ可能になるのだそうだ。

 中川さんは、「私たちの祈りは守護霊を仲介してのみ神仏に届くようです。守護霊にお祈りする、お願いするということを身につけるといいでしょう」とアドバイスしている。

 神社やお寺に行って多くの人はお願い事をするが、
 「神は、そこに来た時点でその人が何を思い、願いに来たのか、すべてをお見通しであるのだから、わざわざお願いを口にする必要はない。感謝の言葉だけでよい」と僕も教わってきたが、これも、神仏と唯一コミュニケーションできる守護霊が自分に変わって説明、お願いしてくれているからと考えるとすっきりと合点がいく。


 守護霊はすべての人についていてくれて、その人の力になるよう日夜奔走してくれているらしい。
 大変、ありがたいことだと僕は思う。

 では、その守護霊とどう具体的にかかわっていくことが良いのだろうと考えながら、読み進んでいたわけだが、終章を前に、中川さんはわかりやすく、誰もができる「守護霊とのつきあい方」をアドバイスしてくれていた。

 「守護霊がいて、お世話になっていることを確信し、疑わないことです。そして、『守護霊さん、ありがとう』とか、朝『おはようございます』と毎日一回言えばよいのです。

 つまり守護霊の存在を認めるということです。あとは「ああしてほしい」「こうしてほしい」など言わなくても、守護霊はあなたの心を読み取ってやってくれますから、任せておけばよいのです。

 3~5ヶ月では無理ですが、それを10年も続ければ、夫婦のように意思が伝わるようになり、あなたが何かを思ったときに守護霊がすぐに見て「これはやった方がいい」とか「やめた方がいい」と教えてくれます。あとは守護霊に任せておけばよいのです。

 簡単明瞭で、技術も何もいりません」


 「見えない世界と自分とを結ぶ唯一の存在である『守護霊』との上手なつきあいから自分の人生の幸せの実現は始まる」ということを中川さんはわかりやすく教えてくれたと同時に、その「極意」をさらりと伝えてくれていることに僕は深く感謝している。

 「さあ、今日から守護霊さんとゆっくりと会話を始めることにしよう!」

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